【Cigar】トリニダッド レジェス – 神秘的なまろやかさの中にあるスパイス【Cuba】
今回はトリニダッドのレジェスを吸ってみたい。トリニダッドの中では、ショート(シガリロ)に次いで小さなサイズとなるのかな?
4.33インチ40RG(長さ約110mm・直径約15.87mm)と、いわゆるハーフコロナ系のサイズである。
トリニダッドおなじみ、しっぽのついた吸口をフラットカットして着火する。
立ち昇るアロマは確かに葉巻のものだが、そこに高貴で上品、どこか神秘的な要素が含まれているように感じられる。
ドローはよし。ゆるくもなく、キツくもない。
序盤はなめらかなミルクの膜に包まれた濃いスパイシーさ―――小ぶりなシガーらしい味の強さが楽しめる。
中盤以降になるとスパイシーさが旨みに溶け込み、まろやかな印象に。
最初から最後まで―――これはトリニダッド特有のものか―――どこか摩訶不思議なクリーミーさが、味わい全体を包んでいる。
ボディはマイルドミディアムといったところか。味と香りを楽しみつつも、どこか瞑想的な気分となる。
喫煙時間は、普通に吸ったら30分くらいか。今回は途中でちょっと休憩を挟んだので、着火から吸い終わりまでは50分くらいかかった。
イメージされる情景は、中東風のカフェ。そこで飲む不思議なスパイス入りカフェオレ。
私的分類としては、瞑想的弛緩と独特の覚醒感をもたらしてくれるリラックス系。
トリニダッドの中ではサイズが小さい分リーズナブルだが、不満を感じる要素などない、極めて上質な香りと味わい。
トリニダッドシガーのちょっと不思議で神秘的な世界を初めて覗いてみたい方にぴったりではないだろうか。