【Cigar】モンテクリスト No.5 – 小さなボディに濃縮された一流の風味【Cuba】
モンテクリストのNo.5は同ブランドのナンバーズシリーズの中では一番小さい、ハーフコロナ系のシガーとなる。
小振りな葉巻らしい濃く刺激の強い喫味の中に、上質なキューバンシガーの味わいをたっぷりと楽しめる。
サイズは4.02インチ40RG(長さ約102.11mm・直径約15.88mm)。フラットカットして着火する。
喫煙してみる。ウッディさに融合した、強いスパイシーさ。その奥にある甘みと、それを包むコクのあるナッティな旨み。
小ぶりなシガーだけあって、序盤はやや刺激が強めか。粘膜に対して、ツーンとくるものもある。中盤以降はそれがやわらかくなり、マイルドで優しい喫味へと変化する。
ボディはミディアム。喫煙時間は25分程度。
イメージされる情景は、初夏の森の小道。
私的分類としては、適度な刺激と旨みで心身をリフレッシュしてくれるアップ系。
ところでこのたびは25本セットを箱買いしたが、それぞれの個体差はかなり激しかった。
ドローがひどく悪いもの、普通に吸ったりふかしているだけでは燃えてくれない燃焼の悪い箇所のあるもの……。ドローはピアースで調整することも可能だが、燃えない部分はバーナーライターで無理やり灰にするか、切るか削るかするしかなく、なかなかに苦労させられた。
味的にも、タニックさがキツすぎて正直おいしいとは思えないものもあった。私が購入した箱が―――という話ではあるが、ややハズレが多かった印象。小ぶりなキューバンシガーはどうしてもこういう部分もあるか…。
ともあれ、時間、体調、気分などの状況や状態は様々で、このサイズ感のシガーがヒュミドール内の選択肢にあるのはありがたい。ビッグサイズがどうも苦手な人にも、いい葉巻ではないかと思う。