【シガーレビュー】ベグエロス タパドス – 野生的な濃厚さと爽やかさ
ベグエロスのタパドスは4.72インチ46RG(長さ約120mm・直径約18.26mm)と、やや短めのコロナといった印象のシガー。
ベグエロスらしい、野生的かつ新鮮、そして強く濃厚な煙を楽しめる。
ワイルドな表面からは、土とどこか青臭い草の香り。
フラットカットして着火。立ち昇る紫煙。葉巻らしい香りの中に、どこかフレッシュな感覚がある。
ドローは問題なし。
まずガツンとくるのは、スパイスとともにある野太い旨み。その中にある若い草の風味は、決して不快ではなく、味わいに爽やかさを与えている。
中盤に、木や小麦が焦げるような香ばしさを感じたが、それも旨みや味わいとよく合っていて、むしろ風味がよくなったように感じた。それと同時に、フルーティさも感じる甘みが味わいの奥から染み出してくる。
最後の方まで、味の濃さと太さは変わらず。変な雑味も出ず、おいしく楽しめた。
ボディはミディアムフル。喫煙時間は45分。
イメージされる情景は、森の中、濃い雑草の茂み。その中に咲く可憐な花。
私的分類としては、心身を軽くするようなエネルギーを与えてくれるアップ系。
アウトドアで吸うとうまそうなシガーだ。ドライブやツーリングの途中、良い景色を眺めながらふかしたい葉巻である。