【シガーレビュー】ジノ プラチナム・セプターXS ティン – 気品や知性を高めてくれそうな旨み
プラチナム・セプターXSはダビドフの姉妹ブランド、ジノが製造するドミニカ産のプリトスティンシガー。
本来なら10本が缶入りで売られているものだが、大越酒店販売のプリトスシガーセットに含まれていた一本でもある。
長さ約101mm、太さ約12.7mmのボディからは、ほんのりとした発酵臭が漂う。ラッパーは明るいブラウンだが、シルバーのリングのためか、どこか渋く落ち着いた風貌に見える。
着火して最初の一口から、様々な味わいが一気に流れ込んでくる。甘さ、ほろ苦さ、スパイシーな旨味、ナッツっぽい風味…そのなかでも特に甘さが前に出ている。
まもなく、それらは均等に溶け合い、品格のあるうまいビターさに変わる。
ダビドフの関連ブランドだけあって、品質の高さを感じる。ドロー、煙量ともちょうどいい。ボディは比較的ライトな方だろうか。
脳裏に浮かぶ情景は、都会。高層ビルが立ち並ぶオフィス街。そのなかを走るスタイリッシュな高級車やスポーツカー。
私的分類では、自分の気品や知性を高めてくれそうなリラックス系。
夜よりは昼のイメージか。仕事の合間などに、ビジネスの新たな戦略や構想を練りながら吸いたいシガーである。