ドントーマス クラシコ ロブスト

 ドントーマスはリーズナブルで良質なハンドメイドシガーを製作しているホンジュラスのブランド。

 今回紹介するクラシコ ロブストはホンジュラスらしいおだやかな煙と、ロブストらしい濃厚な味わいを楽しめる。

ドントーマス クラシコ ロブスト

 全長は140mm、一方で太さは19.8mm。一般的なロブストよりは長めであり、またちょっとだけ細めかもしれない。

 今回はパンチカットして着火。ドローは問題なし。ただ長いだけあって、最初はちょっと薄く感じられた。ドローがイマイチなのかなと思い強く吸うと、むせて咳き込んでしまった。

 序盤の味わいとしては、スパイシーさの中にある、チーズやナッツの旨み。ビターさは旨味とまじわり海鮮系の風味を生み出す。たまにふわりと現れる、ほのかな花のような甘さ。

 中盤は各種の味わいが融合しあい、どこかピザのようなおいしさに。

 最終盤はどうしても渋みやえぐみがメインになる。この辺りはリーズナブルシガーにありがちなマイナスポイント。

 しかし言い方を変えれば、そこまでは十分に楽しめたということでもある。しっかりとした満足感もあったので、早めに喫煙を終了した。45分というところか。

 強さということではライト&マイルド。楽で疲れない煙だ。

 イメージされる情景は、作物を運ぶ農家の古い馬車。素朴で、なかなかに風情があって美しい。

 私的分類としては、軽やかに気分を高めるアップ系

 なかなかのビッグサイズだが、気軽に吸えるおいしい葉巻である。