【Cigar】ミロ ロブスト – シックなブランデーボンボンの風味【Honduras】
ホンジュラスのリーズナブルシガーブランド、ミロのロブストをレビューしたい。
長さ136mmに太さ19.8mm。5インチちょっとと50RGの、その名の通りロブストサイズで、カジュアルながらなかなかに奥深い味わいを楽しめる。
ダークブラウンのボディ、チョコレート色に金のあしらいがされたリングはおしゃれで見栄えも良く、どこかかわいらしい感じもある。
シザーでフラットカットして着火。
まず口の中に流れ込んでくるのは、強めの塩気とスパイシーさ。まもなく、外観にふさわしいチョコレートの風味が含まれていることに気づく。ちょっとミルキーで芳ばしい、クッキーのような感じも。
中盤くらいからは、さらに洋酒―――ブランデーの香りが現れる。喫煙が進むにつれ、その洋酒感は少しずつ強くなってゆく。葉巻らしい甘みや旨味もまた強まり、それらとブランデーボンボンの風味が共存する。
ドローはいい。軽やかかつスムーズだ。
一方、味わい、ストレングスともになかなか強い。ショップの記載ではフル。個人的にはミディアムフルといったところか。
イメージされる情景は、古くからやってるシックな洋菓子屋さん。
私的分類としては、適度な弛緩と幸福感をもたらすリラックス系。
なかなか強めのシガーなので、夜、落ち着いた環境でお酒などとともに。それほど気負わず、気軽に楽しめるシガーでもあると思う。