【Cigarillo】ロメオYジュリエッタ クラブ・ミニシガリロ – 高貴で気品のある味わいを楽しめる【Cuba】
キューバが誇る超一流葉巻ブランド、ロメオYジュリエッタのシガリロ(クラブサイズ・ミニシガリロサイズ)を紹介したい。
このブランドのシガリロには、他のブランドにはない複雑さと奥深さがあるように感じられる。
シガーにせよシガリロにせよ、ロメオYジュリエッタは初心者向けと紹介されることが多い。
喫味が上品であること。ハバナシガーでもトップクラスに売れているブランドであること。ブランド名が「ロミオとジュリエット」という誰もが聞いたことのある文学作品の名前であり、そこからイメージされる印象がソフトであることなどもその理由なのかもしれない。
逆に、ロメオYジュリエッタはあまり初心者には向かないという意見もある。
その理由としては、ミディアム~フルボディの強い葉巻が多いこと。まだ未熟成のうちは、タンニンが強く苦味やえぐみを感じられることなどが挙げられる。
実際、ロメオYジュリエッタのシガリロを初めて吸った人は、ちょっと「んん?」と感じるかもしれない。
火をつけて吸い込んで、まず感じるのは苦味だろう。
苦痛なレベルの苦味ではない。ほろ苦い程度だ。
すぐにキューバタバコ特有の甘みがくる。甘みとほろ苦さが混じり合う。
コイーバやモンテクリストのシガリロを吸っていた人なら、ひょっとしたら不満を覚えるかもしれない。せっかくの甘さを、苦味が邪魔しているように感じるからだ。
ただ吸い慣れてくると、その苦味がそんなに悪いものでもないと感じられてくる。
甘さは甘さ、ほろ苦さはほろ苦さとして存在しつつ、うまく調和しあっている。あるいは牽制しあっている。
ほろ苦さによって、いわゆる「甘すぎなくておいしい」状態へと調整され、気品のある味わいへと導かれている。
ロミオとジュリエットはただロマンチックで甘いだけの恋物語ではない。ご存知の通り、悲恋の物語である。そう考えると、ロメオYジュリエッタの名に、このほろ苦さがふさわしいようにも思われ、感慨深くもなる。
タバコ屋で貰ったハバノスシガリロガイドによれば、味わいの強さは3。
クラブとミニシガリロでは、基本的な味わいは変わらないが、大抵のシガリロがそうであるように、クラブはややまろやかで、ミニシガリロは刺激が強い。
喫煙時間は吸い方次第だが、クラブが10~15分、ミニシガリロが5~10分くらいだろう。
私的分類では、リラックス系のシガリロと言える。
休憩時間や夜、飲み物やお酒でもやりながら、ほっとくつろぎたいときなどに良さそうだ。