アシュトンのコネチカット ハーフコロナはドミニカ産の小振りな葉巻。

 4.125インチ37RG(長さ約105mm・直径14.7mm)とのことだが、よくある38RGのシガーより太く感じられる。実際には39か40RGくらいあるのではないか。

 リングのないシンプルな外観。表面からは、微かな甘酸っぱい香りがする。

 最初からカットされているタイプなので、ヒュミドールから取り出してそのまま着火。立ち昇る煙の中に、どこかにキャラメルの香り?

 吸ってみる。ドローは問題なし。タバコらしい、エスプレッソのようなビターさ。フルーティな甘み。あっさりとしたミルク感によるカフェオレ。

 だがそこに奥深さや複雑さはなく、言い方は悪いが、いかにも安葉巻っぽい味わいではある。でも別に悪くない。深みもないけれど、えぐみだとか、むやみな辛さだとか、吸ってて気持ち悪くなるような要素だとか、そういうありがちなマイナスポイントもない。シンプルなシガーの味わいを素直に楽しめる。

 強さはライト。燃焼はやや早めかもしれないが、30分くらいは吸えた。

 イメージされる情景は、初夏の農園。植えられている作物はまだ青々とし、爽やかな風に吹かれている。

 私的分類としては、仕事の合間にちょっとしたリフレッシュを与えてくれるリラックス系。

 外に持ち出し、アウトドアなどでラフに吸っても良さそうなシガーである。