【Pipe】ピーターソン ロイヤルヨット – さわやかで奥深い旨みと甘み
ピーターソンのロイヤルヨットはバージニアとバーレイのシンプルなブレンドの人気パイプタバコ 。
もともとはダンヒルが作っていたレシピをピーターソンが引き継いだ、旧ダンヒルタバコのひとつである。
質の高いバージニアとバーレイのブレンドとのことで、柔らかな葉は丁寧にリボンカットされている。
着火前の香りはフルーツヨーグルトっぽい。とはいえその香りは控えめで上品である。
着火や燃焼はいい。バージニアのまったりとした甘みや旨みを、バーレイの刺激やスパイシーさがうまくひきたてている。
中盤以降はかなり味が変わり、タバコ本体にあったフルーツヨーグルト感が強く出てくる。まろやかな甘さとフルーティさ。
吸いやすい味わいだが、強さはそれほどライトでもない。ミディアムといったところか。
イメージされる情景は、青い空、穏やかな海。ロイヤルヨットという商品名からの連想もあるだろうが、船に揺られ、波の音を聞きながら満足そうにパイプをくゆらす白髯の船長―――といった絵が浮かぶ。
私的分類では、優しいアップ系。まったりとした休息と、その後の活力を与えてくれそうなパイプタバコだ。
天気の良い日、アウトドアで吸ってみても良さそうに思う。