【シガーレビュー】コイーバ (ドミニカ) ミニチュア – 小さなボディに満足感が詰まった立派な葉巻
ドミニカンコイーバのミニチュアは長さ約95mm、太さ約9mm。つまりクラブサイズのシガリロ、あるいはシガーである。
シガーコネクションで購入した、ティンシガーフルセットに含まれていた一本だ。
小さなボディは、しかし思いの外ずっしりしており、また一般的なクラブシガリロより、ほんのわずかだけ太いようにも感じる。
ちょっとダークで野性的な外観に相応しく、味わいは甘さ控えめ、ビター、そしてスパイシー。特にスパイシー感が強い。
香辛料のよく効いたスペイン料理のイメージ。まずはスパイスの刺激が来て、その後から奥深いうまみがじんわりと訪れる。キューバ葉巻でいうなら、コイーバよりむしろパルタガス的な味わいかも知れない。
太さ9mmのなかに、タバコがぎっしりつまっている感があり、喫煙時間は結構長くもつ。ゆっくり吸えば、20分くらいは楽しめるのではないだろうか。
それでいてドローはいい。スカスカでもないしキツくもない。このスムースさはドミニカ品質。
喫煙による充足感も、このサイズの葉巻としては非常にしっかりとしている。
私的分類では、ゆったりとエネルギーを高めてくれるアップ系。
濃厚な甘みと旨味を楽しめるキューバンコイーバとはまた異なるこの味わい。一度試してみてはいかがだろう。