PIPITAシガーホルダー

 おいしく高価な葉巻はできるかぎり根元まで吸いたい。

 けど指や唇を火傷するのはゴメンだし面倒なのもいやだ、という場合、役に立つのがシガーホルダーだ。

シガーホルダーのサイズと利点

PIPITAシガーホルダー

 私がいま利用しているのはPIPITAというブランドのシガーホルダーだ。

 4本セットで、それぞれに対応するリングゲージサイズが彫り込まれている。

 そのリングゲージ及び差し込み口の内径(内径は私が物差しで測ったので、誤差があるかもしれない)はというと、

  • 42-44 差し込み口内径 約16mm
  • 46-47 差し込み口内径 約18mm
  • 49-52 差し込み口内径 約20mm
  • 54-57 差し込み口内径 約22mm

 といった感じ。一番大きいのを使えば、極太サイズの葉巻でもOKだ。

 奥に行くとややすぼみ気味になっているので、ちょっと緩くても深く差し込めば対応できる。

PIPITAシガーホルダー

 キンキラな差し込み口は金属。美しく神秘的な赤い吸い込み口は陶器でできている。

 葉巻が短くなる中盤以降、これをつけると持ちやすく、吸いやすくなる。また大概のタバコはそうであるが、煙がクールになるのか、ホルダーを付けただけで味わいが甘く、ピュアに感じられる。

 差し込み口サイズにぴったりな葉巻であれば残り1cmくらいまで、ちょっと緩くて奥まで差し込んだ葉巻なら2cmくらいまで、ストレスなく吸うことができる。

シガーホルダーの注意点

PIPITAシガーホルダー

 注意点としては、しょせん差し込んでいるだけなので、あまり乱雑な取り扱いをすると、火がついた葉巻がポロリと落ちてしまう可能性もある。危ないことにならないよう気を付けよう。

 残り1cmとかじゃなく最後のひとかけらまで吸いたい、という人もいるかもしれない。私は試したことはないけれど、それは多分非推奨だろう。同類他社製品でそれをやろうとして、金属部分がダメになったという声を聞いたことがあるし、最終的には火の粉が口の中に飛び込んできそうである。危ない。

 またちょっと残念な点としては、いわゆるプリトスサイズ―――直径10mmくらいの葉巻に対応するサイズがないということだ。

 クラブサイズのシガリロは8mmの通常シガレットホルダー、ミニシガリロはスリムタイプのシガレットホルダー 、そして大概の葉巻はこの4点セットで対応できるのだが、プリトスサイズ対応のホルダーだけがない(私は現状、所有していない)。

 どちらかというと小さめ、短めの葉巻こそホルダーが便利となるので、この辺は業界の今後に期待したい。

 シガーを吸うのにホルダーを使うというのはそんなに一般的ではないのかもしれないが、持っていると結構快適である。