【パイプレビュー】ピーターソン オールドダブリン – こってり濃厚な味わいと共に夢幻の世界へ
ピーターソンのオールドダブリンは、古典的なレシピでブレンドされたというオリエンタル・ミックスチャー。
フルボディー&ストロングな、なかなかに手強いラタキアものだ。
タバコ自体の匂いはラタキアおなじみの正露丸臭。そのなかに、鰹節っぽいような匂いも含まれているように思う。
葉は丁寧に刻まれており、湿度は普通~やや乾燥ぎみといったところ。
パイプに詰めて着火。火付きは問題ない―――良いほうだろう。火もちもいい。
煙を吸い込む。口の中に充満する、スパイシーでこってりとした旨味。濃厚な味わいだが案外吸いやすく、ニコチンたっぷり満足感たっぷり。
しかしかなりヘビーであることに違いはないので、うまいうまいとポカポカ吸っていると、後になって「お腹痛い…」なんてことになる可能性もある。普段軽めのパイプタバコ で、無意識のうちにでも肺喫煙しているような人は、煙を吸い込まぬよう丁寧に口腔喫煙すべきだろう。
イメージされる情景は、ヨーロッパの古城。住む者もなく、幽霊でも出そうな不気味さもあるが、同時にどこか神聖かつ荘厳な美しさのようなものも感じさせられる。
私的分類においては―――このヘビー&ストロングさを乗りこなせる者であれば―――幸福感と明日への活力を得られそうなリラックス系。
私であれば、吸うのは夕食後、くつろぎの時間に映画でも見ながら、となるかな?