キューバンシガリロを吸っていたら1万円儲かった話
ある日家に帰ると、郵便局よりレターパックの不在伝票が入っていた。
送り主は「インターコンチネンタル」とある。正直、まるでおぼえがない。不審に思いながら再配達で受け取ると、レターパックの依頼主の欄には社名「インターコンチネンタル」に続いて「キューバミニシガリロ事務局」の文字。それで思い出した。
春〜夏ごろ、タバコ屋でキューバンシガリロを買うとおまけでもらえた懸賞に応募したんだった。当たったのか!
葉巻を吸うとお金が儲かる
確かタバコ屋でもらったのはスクラッチタイプのクジであった。
そのスクラッチはみなハズレであったが、よくあるように、ハズレくじを応募券として送ると別の何かが当たるかもとのことであった。
コンビニ等でその手の応募券をもらったとしても、送った試しなどない。ただこのときはいろいろと考えた。
世の中にキューバンシガリロなんて酔狂なものを吸う人間がどれだけいて、その何人が懸賞に応募するというのか。こりゃあ案外当選しやすいんじゃないか。そう思って、応募葉書を一枚一枚書き、投函した。
その狙いは的中した。このたび当たったのはJCBギフトカード¥5000×2枚である。1万円儲かったも同然だ。
葉巻を吸うとお金がどんどん飛んでいく。あるいは灰と消える。しかしたまには儲かることもあるようだ。
2020.10.26