【シガーレビュー】ロッキーパテル ジュニア サングロウン(赤缶) – エネルギーを高めてくれる旨いしょっぱさ
ホンジュラスのシガーブランド、ロッキーパテルが送るティンシガー“ジュニア”シリーズのひとつ、その赤缶である。
ロッキーパテル ジュニア サングロウン。その名の通り、日光控えめで育てられたリーフを使用しているようだ。
同シリーズの他の製品、青缶や黒缶同様、長さは約102mm、太さは約14mmとなる。
表面の香りを嗅いでいる。ウッド。その中に鰹節っぽい旨みある匂いもする。
着火。ホンジュラスシガーだけあって、ドローは当然よし。
すぐに、強烈といっていい塩気とスパイシーさがくる。「しょっぱい!」と感じられるかもしれないが、そのしょっぱさの中には太い旨味がある。
さらに奥にはフルーティな甘さもあり。それが奥深さや爽やかさも生み出している。
豊かな煙と、その味わいをじっくりと楽しむ。意識が沈静しながら覚醒する。やがて扉が開かれるように解放される。
イメージされる情景は、海辺の丘に生えた木。そこになる赤い果実。大地と塩のエネルギーに満ちている。
私的分類としては、目を覚ましエネルギーを高めるアップ系。
朝でも、昼でも、あるいは夜の遊びの場などでも。寝る前でなければ、いつでもうまさとパワーを与えてくれそうなシガーである。