【WhiskeyReview】ジャックダニエル ブラック - こだわりのテネシーウィスキー。癖になる独特さ【USA】

 ジャックダニエルはアメリカの法律におけるバーボンウィスキーの条件を有しているが、テネシー州で製造しているのであえて「テネシーウィスキー」を称している。

 このブラックラベルは100年以上の歴史を持つ「old No.7」の製法を受け継ぐ逸品だ。原材料はグレーンとモルト。度数は40%。

 香りは独特かつ爽やか。森やハーブを思わせる。

 ストレートで飲んでみる。辛さの奥に太い旨みがある。それを彩るのはやはり独特の風味。香りにもあったハーブ、ウッディ、森。それでいて余韻は甘いバニラ。

 加水してトワイスアップに。刺激やわらぎまろやかに。だかむしろそれによって独特な味と風味を感じやすくなる。

 ロック。飲み口がとろりとすると同時に、増幅された甘みと旨みが溶け合い、独特の風味もいい具合のスパイスとなって、なんともいい味わいになる。これはロックがうまいウィスキーか。

 ウィスキーソーダ。クリーミーな旨みが豊かに生じる。そのまろやかな旨さと甘さの中にも、やはり独特で個性的な風味が残っている。

 風味の個性が印象に残るが、全体的なバランスとしてはちょうど良い。ドライな部分と適度に拮抗しあう甘み、旨みをじっくり味わいたい。