モンテクリスト ショート

 ハバノスS.A.がおくるショートシガリロ第三弾がモンテクリストのショート。

 モンテクリストらしい「ちょうどよい」味わいが、よりまろやかに、よりしっかりと味わえる。

モンテクリストらしい気品ある旨み

モンテクリスト ショート

 本体の香りは、鼻をラッパーにくっつくくらい近付けるとわかる。むわりとした発酵臭。どこかウッディ。

 コイーバやトリニダッドのショートはリングがキンキラであったが、このモンテクリスト ショートのリングは地味。このへんもモンテらしい。

 着火して吸ってみる。すぐに「おお、モンテだな」と思い、「うまい」と感じる。

 実をいうと、私はハバノスシガリロの中ではモンテクリストがいちばん好きなのである。

 なんだかいろいろ「ちょうどいい」のだ。

 旨みや甘味はしっかりあるが、コイーバのような鮮烈なものではない。パルタガスのような刺激的なスパイシー感、ロメオYジュリエッタのようなフルーティ感、トリニダッド ショートのような摩訶不思議な複雑さがあるわけでもない。

 ひょっとしたら地味な味わい……なのかもしれない。けどそんな地味さが「ちょうどよく」そして「心地よい」。いや地味といったら失礼か。これは品格というものだ。そう、無意味な奢侈を好まぬ一流の貴族が持つような気品である。

 同ブランドのより小さなシガリロ―――クラブやミニシガリロの比較としては、大きいだけあって当然煙がまろやか。

 またビターさや辛味がかなり控えめになっている。それらは旨みや甘みと混じり合い、モンテクリストらしい味わいを作り出すため、必要最小限のみ存在する。

 私的分類としては、いつのまにか自分の元気をしっかり回復させてくれるアップ系。

 実際、吸っている最中は「うまいな〜」と思いながらのリラックスモードだったが、喫煙後は実に心身がシャンとした状態となっていた。

 おいしさや幸福感とともに、なかなかにすばらしいリフレッシュ感をもたらしてくれるシガリロである。