【ビールレビュー】バドワイザー – アメリカンカジュアルなビール。ちょっとひと癖あるのも隠し味
KING OF BEERSを自称するバドワイザーは世界的に有名なアメリカ発祥のビール(ただし現状、日本で売られているものは韓国の会社が造っているそうな)。
1867年、ドイツ系移民の手によって生み出されたというバドワイザー。30日という通常ビールより長めの時間をかけ、厳選材料をじっくりと醸造しているとのこと。
原材料は麦芽、ホップ、米。度数は5%。色は明るく、淡く、透明感がある。
さて飲もう。泡はシュワシュワ系のようでいてある程度のまったり感やクリーミーさも有している。
ただ全体的な飲み口はさわやかで軽快&爽快。ライトでポップ。言い方はアレだがどこかジャンク。
アメリカンな都会の味、という印象を抱くとともに、ひとむかし前のアメリカ映画を想起させるレトロ感もあるのは、かの国において長い歴史を有するビールゆえか。
味わいは甘さと、それとともにある酸味がメインであるように思う。苦味や渋味はそれらを支える役―――という感もあるのだが、その渋みの中にちょっと独特なハーブの風味も感じ、これが個性となっている。
飲みやすいながら、隠し味的な要素もあり、それを探求していくつもりで飲んでいると、なんとも玄妙な奥深さを見出せる。そんなおもしろみもある。
とはいうものの………このバドワイザーは何も考えずカッカと飲んでいくのがいちばんなビールではあるな。きっとそれが正しい飲み方だ。
こういうビールを飲みながら、ハンバーガーだのピザだのをバカ喰いするのもたまにはいいじゃないか。 野球かプロレスでも見ながらさ。