【Cigar】パンチ(ホンジュラス) ボロス ティン – 濃厚な海鮮スープのごときしょっぱい旨味【Honduras】
パンチのボロスはキューバ外で生産されているハバノスブランドの葉巻の一つで、本来は6本セットを缶入りで売られているティンシガー。
原産国はホンジュラスとのこと。シガーコネクションで買ったティンシガーフルセットに含まれていた一本だ。
長さ106.4mm、太さ14.3mmと、プリトス系のシガーの中ではちょっと太めな印象となる。
ダークブラウンのボディからは、ほんのりと、しかし力強さを感じる、酸味を含んだ匂いが漂う。
フラットカットして着火。ドローはグッド。ちょうどよし。煙と共に、芳ばしい香りが立ち昇る。
最初の一口から、驚くような濃厚な旨味が口の中に滑り込んでくる。
スパイシー、というより、しょっぱい。塩辛い旨味だ。
まもなく訪れるビターさがそのしょっぱさと組み合わさり、海鮮系珍味のような味わいに変わる。
強めに吸うと、煙の温かさもあり、塩味の効いた海鮮スープが口の中に流れ込んできたかのような感覚になる。
イメージされる情景は、海の底の貝。自分はその貝。じっと身じろぎもせず、力強き潮の力を感じ続ける。
私的分類では濃い味わいとそれがもたらすイメージに身を任せたくなるリラックス系。ただし喫煙後は、体の奥より力強いエネルギーが生まれる。
喫煙時間は20分程度。もっとゆったり、時間をかけて吸ってもよかったかな。
例えば仕事のあと家に帰り、夕食を取った後などに吸いたい。まだまだ寝るわけではない、これからは趣味の時間、というようなときに、気持ちを切り替え、エネルギーを充填し直してくれそうなシガーである。