【シガーレビュー】ロメオYジュリエッタ(ドミニカ) 1875 ジュリエッタス – 小ぶりだがしっかりしたリラックスシガー
ドミニカ版ロメオYジュリエッタの1875 ジュリエッタスは、長さ123.8mm、太さ9.5mmと、ちょっと太くて長めのクラブシガリロといったサイズ感。
なりは小さくとも立派なプレミアムシガーである。シガーコネクションで買ったティンシガーフルセットに含まれていたうちの一本だ。
小さいけれどカットは必要。フラットカットして着火する。
最初のひと吸いから、ちょっと意外な感覚がわきあがる。キューバのロメオYジュリエッタとは、だいぶん味わいも雰囲気も異なる。
なんとも王道的な、いかにもたばこらしいビターさ。素朴―――気品のある素朴なほろ苦さ。そこに若干のスパイシーさ。
そのうち、その素朴なほろ苦さの奥に、フルーティな甘さのようなものも感じ取れるようになってくる。
喫煙時間は15分程度。まあライトな方だろう。吸いやすい。
イメージされる情景は、冬の土。その中には春に花咲く種子がすでに目を出しかけている。
私的分類としては、心身の無駄な熱を取り去りクールダウンしてくれるリラックス系。
これを吸ったときは、前日寝不足だったゆえ妙にハイテンションで「疲れているけど眠気はない」状態のときだったが、この葉巻を吸うとすっと心身の状態がフラットになり、心地よい自然な疲労感に包まれ、ゆっくりと眠りにつくことができた。
夕食後、寝る前など、疲れた心身をしっかりリラックスさせたいときに吸いたい一本だ。