【シガーレビュー】オリヴァ セリーG マデューロ ベリコソ – 深いビターさの中にあるカカオ
オリヴァのセリーシリーズの中では比較的ライトめのセリーG。そのマデューロタイプで、ビトラは吸口の方が細く尖ったベリコソである。
サイズは5インチ52RG(長さ約127mm・直径約20.6mm)。ちょっと太めのロブストといった感じだが、吸口の方は細い(体積が少ない)ので、量的にはロブストと同じくらいかな?
ボディは四角くプレスされている。尖った吸口を、シザーで適度にフラットカットして着火。
吸ってみる。濃いビターの中に塩気を伴ったスパイシーさ。その奥にほのかにカカオとフルーツ。
煙の刺激はマイルドだ。コーヒーとよく合うんじゃないかと思う。
甘さ控えめかなと思いきや、後半ではビターさが芳ばしいものに変わり、その中にほのかな甘みが感じられた。
ドローは良い。スパスパと吸いやすく、またちょっと燃焼も早いかも。45分で喫煙終了。
強さはミディアム~ややミディアムフル、といったところか。
イメージされる情景は、歴史ある小さな古いカフェ。ちょっと煤けているような雰囲気もまた味わいだ。
私的分類としては適度なリラックス系。深みのあるほろ苦さで心身を引き締めつつもくつろがせる。
それなりの容量と強さを持つシガーだが、喫味は案外軽やかなので、朝でも夜でも、気負わず吸える葉巻なのではないかと思う。