【シガーレビュー】オヨ・デ・モンテレイ デュ・デピュテ – クリーミーな中にあるスパイシーさ
オヨ・デ・モンテレイのデュ・デピュテは4.5インチ38RG(長さ約114mm・直径約15mm)の小振りなシガー。個人的には日常吸いするのに一番具合のいいサイズ感である。
オヨらしいクリーミーでマイルド、そんななかにピリッとした部分も有する、小さな優秀シガーだ。
本体からは、チーズ的な発酵臭がわずかにする。
シザーでフラットカットし着火する。クリーミーさとスパイシーさが入り混じったような香りが漂う。
吸ってみる。口の中に流れ込んでくるのは煙の香りに相応しい味わい。
ミルキーさ、クリーミーさに包まれたスパイシーな旨味。その奥にある控えめな甘み。ビターさや渋さはほぼ感じられない。
オヨシガーにしてはちょっと辛口で刺激強めかもしれないが、そんなところも含めて、うまい。
ボディはマイルドミディアム。負担の少ないやわらかさの中に、キューバ感はしっかりと。燃焼はゆっくりめなので、30~40分くらいは持つだろう。
ドローだが、この度は25本セットを箱買いしてみた。基本悪くないし、なかには「これだよこれ!」といいたくなるぐらいグッドドローな個体もあるのだが、やはり数本は煙の通りが悪いものもあった。これはまあしょうがないか。
イメージされる情景は、明るく優しい春の日差しが入る洋館のサロン。
私的分類としては、上質なくつろぎとリフレッシュを与えてくれるリラックス系。
朝でも昼でも夜でも。いつでも一級の高級感を楽しませてくれるシガーである。