【シガーレビュー】ベグエロス マナニタス – まろやかで強いエネルギーを秘めた土
ベグエロスのマナニタスは吸口の方が尖った小さなトルペード。
3.94インチ46RG(長さ約100mm・直径約18.2mm)なので、サイズ感的にはちょっと太めのハーフコロナといったところだろうか。
尖った吸口をフラットカットして着火する。
立ち昇る豊な煙を吸ってみる。まろやかだが強いスパイシーさとタバコの重さ。濃厚な土の香りの中にある、コーヒーとココア。若干の酸味はベリー。
中盤からはそれらの要素全体がよりまろやかに、優しい印象に変化する。だがそれでもやはり強く、重い。
ドローはよし。キューバものにしては、少し巻きが緩めなのかもしれない。でもたっぷり煙が出るから、これくらいでちょうどいい。
ボディはミディアム〜ミディアムフルというところだろうか。
喫煙時間は約30分。
イメージされる情景は、夏の土。さまざまな植物を育み、それらに滋養を与えつつも、なお大量のエネルギーをその内に含んでいる。
私的分類としては、地に足のついたエネルギーで心身を満たすアップ系。
ちょっとした甘味などをおつまみに、パワーを充填したいときに吸いたい一本である。