キャプテンブラック ゴールド

 キャプテンブラックのゴールドはゴールデンキャベンディッシュで構成されたパイプタバコ 。

 チョコレート、バニラ、ミルクの風味あふれる、お菓子のようなタバコの一つだ。

キャプテンブラック ゴールド

 シールで止めただけのパウチを、ビニールで密封包装しているが、その外側の包装を剥いだ瞬間から、とても甘いバニラチョコレートの香りが漂う。

 葉はかなり明るめの茶褐色。やわらかく、ほのかにしっとりとしている。キャプテンブラック白(オリジナル)ほどベタついてもいないので、詰める際にも取り扱いやすい。

 火付きの良さはまさにアメリカタバコ。燃焼しやすいので、燃やしすぎないようゆっくりソロソロと吸っていこう。

 味も甘いので、香りとうまく混ざり合ってチョコレートミルクの味わいとなっている。

 強さはライト。香りや風味は、キャプテンブラック白よりは弱い。逆にいえば控えめ。甘いのが好きだが、ベタベタ過ぎるのはちょっと…というひとにはこちらのほうがいいだろう(とはいえ十分甘々だが)。

 中盤以降になっても、渋くなったりクドくなったりすることもない。甘みはむしろ強くなる。この辺はなかなかに優秀。

 イメージされる情景は、ブラックコーヒー。そこにプカリと乗せられる甘いホイップクリーム。溶けてゆくクリーム。コーヒーと混じり、ミルクチョコレート色となり、広がってゆく。視界全てが、その色彩に染められてゆく…。

 私的分類では、まったりゆったりなリラックス系。

 やはりこういう甘いタバコは、コーヒーを飲みながら吸いたい。