【シガリロレビュー】パルタガス チコ – まろやかで野太い旨みを味わいながら闘志を高める
パルタガスのチコは長さ約106mm、太さが直径約11.5mmくらいのドライシガー。要はプリトスであり、実際チコというのはプリトスの別名であるようだ。
パルタガスらしい濃厚さと強さを、まったりと味あわせてくれるシガリロだ。
5本入りで一本一本フィルム包装されている。
本体の香り、というか臭いは、意外とそれほど強くはない。土を嗅いでいるような、枯れ草のような―――大地を感じさせる臭い。そしてわずかな発酵臭。
着火し吸ってみる。パルタガスらしいビターさと、その奥にある野太い旨味。それらが、やはりクラブやミニシガリロ に比べるとまろやかに口の中に充満する。
刺激や辛みもソフト。それでも、大量の煙を鼻に通すとガツンとはくる。
吸い続けると、じわじわと、ふつふつと、湧きあがるエネルギーがある。下腹部のあたりから、じんわりと熱い、落ち着いた闘志のようなものが生まれてくる。
タバコ屋でもらったハバノスシガリロガイドによると、味わいの強さは4。
ストロングではあるが、やはり太さゆえマイルドなので、吸いやすく味わいやすいシガリロといえるだろう。
私的分類では、ファイトとクールさを同時に与えてくれるアップ系。
ある程度の時間をかけ、じっくりと闘志を燃やしたいときなどに吸いたい。