【Cigar】ロッキーパテル ヴィンテージ 1990 ジュニア – ホンジュラスシガーの濃厚、絶妙なるうまさ【Honduras】
ロッキーパテルのヴィンテージ 1990 ジュニアはホンジュラス産ティンシガー。
「12年物のホンジュラス産ラッパー、5年間寝かせたフィラーとバインダーを丁寧に巻き上げた」というその味わいは、いかにもしっかり熟成されたタバコ葉の旨味と深みに満ちている。
シガーコネクションより取り寄せたティンシガーフルセットに含まれていた一本だ。
長さ約101.6mm、太さ約15.1mm。かなり太めのプリトス系、あるいは短めのハーフコロナ系といってもいいかもしれない。
ダークブラウンのボディに、ワインレッドのリングがふたつ。なかなかに高級感を感じさせる外観である。
表面からは、チーズとカカオが混じったような香りがほのかに漂う。
カットはフラットカットとした。それなりの太さがあるので、パンチカットでもOKだろう。じっくり炙って着火する。
味はすばらしい。最初の一口から「うまい!」と唸ってしまった。
スパイシーさとコクのある旨味。ときどきふわりふわりと強みを増す甘さ。隠し味的なビターさは全体的な味わいを絶妙に引き締めている。
いやうまい。私の好みにぴったり合ったというだけかもしれないが、実によかった。
そういえばホンジュラス版パンチのプリトスもおいしかったし、私は案外、ホンジュラスシガーとの相性がいいのかもしれない。
イメージされる情景は、地の底のマグマ。だがそれは静かに、優しく地表へと熱を伝え、大地に恵みをもたらす。
私的分類としては、勇気と力強さが湧いてくるようなアップ系。
昼間でも夜でも、気力やエネルギーを充填したくなったときに吸いたいシガーだ。